ローカル線に延々揺られて釜石へ。1時間1本のバスを待たずタクシーに乗る。
48.5mと立派なもの。
1970年に出来ていて結構古いけど、顔の造形は受け入れやすい。
立ち姿もなかなかのデザイン。
魚の上に沿って展望スペース。
帰りのバス停から。向こう側が海。滞在中だけ曇ってた。
泡坂妻夫氏のこと
今月3日、泡坂妻夫氏が亡くなった。
大好きな作家の一人だ。直木賞以後の時代物はほとんど読んでいないが、亜愛一郎も曾我佳城もS79号も、「11枚のトランプ」「乱れからくり」「喜劇悲奇劇」なども、その遊び心と奇術の素敵な世界に夢中になって繰り返し読んだ。
しかし一冊だけ挙げるなら敢えて しあわせの書―迷探偵ヨギガンジーの心霊術 (新潮文庫) だろうか。
この仕掛けには唖然とした。
ずっと後になって、この本の現象と曾我佳城シリーズの一編に触発されて、トリックを一つ思いついたことがある。
さらに後になってそれをなぜか匿名ダイアリーに書いたのだが、追悼の意を込めてここに再掲しておく。
「ブック・テスト」と呼ばれるマジックの分野がある。
奇術師が観客に本のページをランダムに開いてもらい、そのページの内容を言い当てる、というもの。
いくつかのトリックがあるらしいが、僕が知っているのは泡坂妻夫「しあわせの書」を使うもの。この稀代の傑作を使えば誰にでもできる。
このトリックをテレビで種明かしするという暴挙に出たマジシャンがいたようだが、トリックを未読の人に明かさないよう念押されているのでここでは述べない。
オリジナルのトリックを思いついたので書き留めておく。
手順
1.本を閉じたままテーブルに置いて、観客に栞を好きなところに挟んでもらう。
2.演者は後ろを向き、観客に本を取って栞を挟んだページを開くように言う。
3.そのページの一番最初に出てくる単語を紙に書き写してもらう。単語がページにまたがっていて意味を成さない場合はその次の単語となる。
4.紙は伏せ、本を閉じてもらい、演者は後ろ手で受け取る。
5.演者は向き直り、これから透視を行う旨を宣言する。
6.本を額に当てて念じ、観客が紙に書き写した単語を口にする。
この手順では読心術というより透視術となる。
紙に書き写してもらう必要はなく、憶えてもらうだけでもいい。ただこの方が終わり方がきれいになる。
ブック・テスト
自分で思いついたからと云ってオリジナルかと言われると不安なんだけど。
数学ガール
これはいいな。語りの技術が格段に向上してストーリーが出来てる。おかげで数式も読めた。
オリジナルでは、会話文とも地の文とも付かない数式が読み辛かったんだよなぁ。
関西学院大学ネクタイ
紀伊國屋書店 新宿南店の「学市学座」大学発オリジナルグッズ大集合!にて。
ほとんどネクタイ目当てで行ったのだが、関学の他は北海道大学しか出てなかった。北大は北海道の自然をイメージしたとかでロゴも入ってないものだったので購入せず。
衣料ではTシャツやトレーナーやタオルが多かった。やっぱり大学のイメージとしてはスポーツが強いのか。キティやキューピーは定番と化していた。よく売れているのは食品らしい。そうなると、免許がなくて販売できず展示のみとなった酒類が惜しいなと。
モンキービジネス サリンジャー号
うさみ大観音
宇佐美駅からバスすら見当たらないのでタクシーに乗る。
駅からも一応見えていたのだが、山の中腹にある坐像のため、あまり迫力はない。
50mというのは台座も込みだと思われる。
小豆島大観音に続いて金の装飾。後光も付いている。汚れもないし顔も端正でなかなかの造形だ。
台座内は立入禁止になっていたのが残念。
小豆島大観音
バスに乗って大観音へ行きたいと告げると、フリーの乗降所で降ろしてくれる。するとすぐ目の前だ。
金の装飾を施すのは珍しいだろうか。けばけばしくなくアクセントが効いて顔立ちとも合っている。
胎内でかち合わない程度に他にも観光客が入っていた。