大谷平和観音

まず善願寺は大豆三粒の金仏。
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坐像3.6m+台座1.6m。耳と首が長いが変な顔にならず、1735年建立の銅像はなかなかの風格。


バスに揺られて大谷へ。石造りの家が目に付く。バス停の前には大谷元観音というお堂があるが特記すべき点はなし。
その先に大谷観音。本堂からして石の下にめり込んでいる異態。
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中は撮影禁止だが弘法大師作の磨崖千手観音。さすがに磨耗しているが、4mはなかなかの迫力。折れた手の角度を見ると相当の深彫りだったのではないか。残念だ。その他にも半洞窟内に磨崖仏が数体あり、これらも平安時代のものとのこと。やっぱり関東では江戸時代より遡らないと駄目だな。


そして見え隠れしていた大谷平和観音。26.93m。
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平和観音ということで1948年着工1954年完成1955年開眼。
写真で見るとかなり平らに見えたが結構厚みもあって、いい顔に作ってある。石を切り出して作ったと考えるとなかなかのものだ。造型は飛田朝次郎。背後を回って胸の辺りまで上れるのも独特の形だ。
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少し先へ行くと大谷資料館があり、大谷石の採掘場であった地下空間に入れる。ありえない広さだ。これは軍事利用もするし喜多郎もライブをするし転形劇場も舞台にするわ。