ベスター「分解された男」。推理小説になってるもんな。読ませるのは当然。SFとしてはシンプルだが、そこで殺人という原始的な事件を起こす(物語中でもそういう位置付け)のがいい感覚。最後に披露される単純な思想も実は好きだし。なるほどベスターな。
彼氏彼女の事情」完。最後はまあいいや。散漫に風呂敷広げ過ぎた感もあって1億総エリートを共感させた1巻だけでよかった気もずっとしていたが、ギャグも適切で上手く、人物を描くのも境遇と共感とのバランス取れてた。最後はああするしかないのかなぁ。平凡な生活を送っているべきじゃないのかなぁ。浅葉を除いて。